2023年もお付き合いをいただき、ありがとうございました(2023年12月28日)

実戦トレーディングカレッジ受講生の皆さんへ


2023年も残すところわずかとなりました。皆様にとっての年末・年始が素晴らしいものとなりますことを、祈念いたしております。

私自身は本年で齢50歳となったこともあり、今年は特に残された余命をどのように使うかを考える1年間となりました。

というのも、2022年に父親が天寿を全うしたときの最後が、かなり考えさせられるものだったことも影響をしていると思います。

公務員であった父親は株式投資が趣味で、1990年代のバブルも趣味の範囲に留めていました。そのお陰で破綻することもなく、退職します。

母親が先になくなり一人で暮らしていたのですが、脳内に腫瘍が見つかり、精密検査をすることとなりました。

その検査当日に腫瘍の大きさが基準値を超えて即入院決定となります。ドクターからは、自宅に帰り準備をして、明日から入院と言われます。

で、その病院の帰りに何をしたかというと、証券会社に直行して保有していた株を全量売却します。

塩漬けにしていた株も、構わず全部売却です。

そして翌日に入院したあとから意識が混濁し、はっきりと目が覚めることはもうありませんでした。

振り返ってみれば、この世の最終アクションが株式の売却だったんですね。自分も含めて兄弟が3人いましたので、遺産の分割がスムーズに済むようにしておきたかったのでしょう。

そして臨終の日は母親の命日と同日。どこまで義理堅いんだと思いました。

そんな父親を見ていたので、自分も死ぬときに向けて、今のうちにアクションを決めていきたいなと感じるようになったのかもしれません。

では2023年に受講生の方に、それだけのものを残せたのかと自問すると、これは何とも分からない部分もあります(スミマセン!)

だからこそ、ここまでこれたのは、受講生の皆様からの支えがあってこそと信じてやみません。

また、吉中講師という強力なパワーに支えられて続けてこれたことにも、感謝しかないです。

ご縁と皆様のお力に感謝ばかりです。

そうそう、最近受講を始められた方から、吉中講師の講義は少し理解がむづかしい時がありますとコメントをいただきました。

もし難しいと思われたら、雀鬼の桜井章一さんをイメージしてもらうと、すごく近いと思います。

あの方、具体的な打ち方とか一切教えないんですよね。それより考え方、哲学だけ伝える。そして打ち方を見せて考えさせるんです。

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私が麻雀の勝負で20年間負けることがなかったのは、何よりも感覚をベースにして勝負をしていたからにほかならない。

場が刻々と目まぐるしく変わっていく麻雀においては、考えていてはとても間に合わない。常に感覚を研ぎ澄ました状態におくことでしか変化には対応できない。

感覚が大事なのは、麻雀に限らず、思考が強く求められる仕事もそうだろう。違和感があるかないか、気持ちのよいものかどうか、人の気持ちを動かすかどうか……そんな感覚を土台にして、考えを方向づけ、行動を決めていく。そのほうがきっといい仕事になるはずだ。

不必要なテクニックや知識を捨て、感覚を大事にする。このことは、いかなる勝負をするうえにおいても必要不可欠な条件なのである。

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「勝つにはどうしたらいいですか?」麻雀で20年無敗の勝負師の"意外すぎる回答"

https://president.jp/articles/-/62624?page=6

これを読んだとき、「言ってること一緒じゃん!」と思いましたし、そう考えると、自分のように技術や方法を伝えようとしているのは、本当にまだまだだなのです。

それでも、ある程度は0ベースから知ることも必要ですし、自分の講義を通じて吉中講師の伝えようとしていることの橋渡しができれば良いなと続けています。

未熟な筆者ではありますが、せめて生きてきた経験だけは皆さんに伝えて、必要な部分は踏み台として活用していただければ良いなと考えています。

2024年も、自分なりに価値があると納得したことだけを伝えていきますので、また引き続きお付き合いをいただけましたら幸いです。

皆様の年始・年末が素晴らしいものとなりますことを、祈念しております!


ココスタ

佐々木徹

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