12/10 7:00 フォーキャスト/ トレーダーとインセンティブ

12/10 7:00

<主要市場価格>

 

<前日比%>



※価格はChicago Mercantile Exchangeのwebsiteから引用したものになります※ 

<主要市場チャート>

https://www.tradingview.com/x/vkymEOko/

〇インサイト: トレーダーとインセンティブ

〇為替: プレーヤーの読み

〇ゴールド/コモディティ: 冬の時代の戦術

〇原油: 原油漏れの報も早々に利確

〇 ビットコイン/暗号資産: やはり年内は動かずか

フォーキャスト

https://direct.cocosta.jp/courses/procom-commentary/lectures/44434449

<マーケット・サマリー>

おはようございます。

日増しに忙しくなる今年の師走。

筆者にとっては寅年最後の数週間。

やり抜きたいと思います。将来の種を植えます。

ただ体が資本。

皆さんもくれぐれもお体ご自愛ください。(お前が言うな、ともう一人の自分が言っています。)

 

12/6(月)

マーケットは全体的に“売り”。

主要中銀を次週に控える中、総じて5.00%~の予想が示されており、対ドル、ゴールドやコモディティ、株式が売られる。

中銀ウィークは市場とFOMCの見通しのバランスを注視。

 

12/7(火)

株式と原油が微妙な動き。

株式は昨日の利上げ予想や、メタ株の急落(EU当局がターゲット広告を規制とのWSJ報道)等を背景に続落。こちらはトレンド云々と言うよりも、材料で振れた程度の流れ。

原油に関しては微妙な値位置。WTIは直近安を割り73.62(CL2、12/27以来の安値)をタッチ、ブレントも80の大台割れ。

エネルギー需要の落ち込みの見方が強まり80ドル台でキャップされる流れが続く中、先物市場と“他”のギャップが目立つ。

 

12/8(水)

マーケットは、昨日同様、株式と原油が安く、他市場に関しては調整程度の動き。

中国では新型コロナの制限も緩和(自宅での隔離を一部で認めたほか、大半の公の場所についてコロナ検査を求める規則も解除)され、一部落ち着いた雰囲気も。

原油は続落。

直近の市場の雰囲気としては、原油やイールドカーブの動きを眺めつつ、少々リスクに備えたいとの思惑も。

 

12/9(木)

マーケットは中銀と米消費者物価指数待ちで静観。

次週は上の2つをハンドリングする必要があり、不要な手を避けたいところ。

ただ、原油とビットコインが少しアクティブな動きを見せており、原油は                 

キーストーン・パイプラインが漏出で稼働停止となり急伸するも早々に利確、前日比を下回る水準まで売り込まれる。

ビットコインは動機不明の中上伸するも、前日比ベースでは2%強のプラス程度の動き。いずれにせよ次週に備え利確も速い。

 

<インサイト>

さて、12月は第3週に入ります。

 

今年のマーケットは例年と比較して幾分落ち着いており、筆者の周りのディーラーも少し前までは開店休業でしたが、現在はデスクを離れる時間が多い状態にあります。

 

1つの見方として、年末のインセンティブの数字をブレさせないために、敢えて手控えしているプレーヤーもいます。

 

締めが3か月か6か月、又は別の選択肢かはわかりませんが、いずれにせよ年度末に余計なポジションを取り、一時的であれ大きな値洗い損となり、最終的にインセンティブにダメージを与える事も無きにしも非ず。

 

上記の話は、トレーダーやディーラー、ヘッジファンドの世界では普通に発生し得るリスク(ケアすべきケース)です。

 

勿論、一旦報酬が確定した後、当該ポジションがフェイバーに噴けば翌四半期のインセンティブに反映されますが、それらは3-6か月先の話になります。

 

メンタル的には堪えますね。

また、税金の面でも値洗いの度合いが影響します。

フィックスされた値洗いが著しくフェイバー(逆も同様)、と言うより過度にプラスな評価となった場合、翌年の税金はじめ諸々の支出に影響してくるでしょう。

 

上記はあくまでプレーヤーが年度末にポジションを保有したがらない理由のひとつです。

ただ、現実的に、筆者含め周りの運用者が年末にポジションを持たないのは、まさに上記が理由です。

 

休むも相場。

自身の戦術と相場が噛み合わないのであれば無理する必要はありません。

尚更、新年を良い形で迎えたいのであれば、出来る限り日計りに徹する方が良いかもしれません。

 

“ここ”という場所以外は見送り。

その代わりに、冬の時代に適応できるスタイルを学ぶ。

そんな12月になりそうです。

 

 

トレーディング・カレッジ:吉中

 

 

※レポートに関して※

このレポートは、市場の研究とその情報の提供を目的としたものです。投資方針や時期選択等の最終判断はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。

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