b24 ズレた桁の世界から復帰する方法

当記事はブログにて紹介した内容を改変して掲載しております。


FXのレートを見ていて不思議に思うことはありませんか?例えば下のティッカーは米ドル建てのメジャー通貨を並べたものです。

2016年6月6日のティッカー(TradingView)

2016年6月6日のティッカー(TradingView)[/caption]

なんだか日本円だけ缶コーヒーの値段みたいですよね?そう、実は日本に住んでいる私たちは、「桁のズレた」世界に住んでいるんです。

ズレた桁の世界から復帰する方法

では「ズレた桁の日本」で暮らしている私たちが、その呪縛(?)から逃れる方法はあるのでしょうか?その解決方法のためには、まず原因の特定が必要です。呪縛を作っている2つの原因はこちら。

  • 円建てクオート
  • 2桁ずれている

ならばドル円を米ドル建てに変換して、2桁だけ下駄を履かせてやれば解決するということですね。ということで、作ってみたのが上の動画です。

※ 参考・・・CME等で取引される円先物の表記は、まさしくこちらで紹介したそのままとなっております。今の内に慣れておくのも、良いかもしれませんね!


参考: 過去にマイナビに寄稿した関連記事の一部を抜粋しておきますね。

日本人=「ズレた桁の世界」の住人?
ところが私たち日本人は、どうしても世界の値段を「日本円」で捉えようとしてしまいます。よく英語で「英語は英語のまま理解するのが理想!」と言われますが、どうしても最初は英語を日本語に直してから頭に入れないと理解ができないのと同じですね。
では、そういう面倒なことを一切考えなくて良い国はどこかといえば、同じく買い物大好きな米国。当たり前ですが身の回りの買い物も全部米ドルです。りんごは100円でなく1ドル……そりゃそうですね。だからFXの取引を始めたとしても、当然のように米ドルでの値段が頭に入ってくるわけです。
じゃあユーロ、ポンド、豪ドルを使っている国の人はどうでしょう? たとえばフランスに住んでいる人に1ユーロで買える米ドルはどれだけ? と聞くと、「1.08ドル」というふうに出てきます。そう、瞬時に2つの通貨の比率だと理解できる数字です。1.08倍……ですね。
ところが日本で同じことをやるとどうなるか? 1円で買える米ドルは「0.008」ドルとかになってしまうのですが、すると比率という感覚ではもう捉えられない。日本円だけ小数点の位置が2桁ずれているんですね。本来は100円が1円、つまり120円で売っているリンゴが1円20銭とかだと、1.0 USD =1.18JPY とかになるので直感的に把握がしやすいわけです。
逆にいえば、私たちは「ズレた桁の世界」に住んでいることを理解することが必要になります。そこを押さえていないと、「海外の通貨を日本円でお買い物する」感覚になってしまうのです。
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