取引でもっとも恐怖を感じることは、何でしょうか?
取引に限らず私たちが恐れることには、1つの共通点があります。
それは、「正体がわからないこと」です。
- 5センチ先さえも見えない暗闇
- 原因が分からない体の痛み
- 理由が特定できない値動き
言い換えれば知覚できないことに、私たちは恐れを感じるのです。
おばけ屋敷も、照明をつければただの廊下。
体の痛みも、原因さえわかれば対処はできる。
そして値動きも、原因を特定できれば対処の方法は見つかったのと同じなのです。
でも、ちょっと待ってください。
今の世の中で、分からないことなどあるのでしょうか?
ネットが発達し、必要な情報は誰でも即座に手に入れることができる時代です。
事実、この誰にも見つけられなさそうな当ページさえ、あなたは見つけたのです。
経済指標や必要な数字も無料ですぐに手に入る今、何か「足りないもの」などあるのでしょうか?
それは、おそらく市場に点在する点を線とし、面を立体として捉える視点かもしれません。
もっと言えば、一番高い所から市場の全方向にライトを照らし、今の立ち位置を確認するための「視点」ではないでしょうか。
出口のない薄暗い森の中に放り込まれたとしても、自分の立ち位置を飛行機の上から確認できたのなら、取るべき行動も自ずと明確になりますね。
それを実現するための当コース、もう少し詳細を確認しておきましょう。
一番高いところから見る
取引の恐怖を消す方法は、目線を高い場所に移し、市場の全体像と自分のいる場所との位置関係を知ることです。
全体像がわかれば、例えば下のようなことが分かります。
- 今の市場を動かしている最大の要因は?
- 相場を引っ張っているのは誰なのか?
- 市場心理の傾きは、いつ頃まで続くのか?
- 変わり目を察知するために見るべき数字は?
値動きのツボがわかれば、もう怖くはないのです。
当「吉中コメンタリ」では、それらのポイントを簡潔にまとめ、毎朝週5回受け取ることができるものです。
具体的にどのようなものなのか、興味はおありですか?
- 週に4回届く通常版
- 週に1回届く動画フォーキャスト付き版
以上2つの事例を公開しています。
どうぞ、ご覧になってみてください。
【2019年10月4日 午前3時配信の吉中コメンタリ】
現在価格と前日比(※価格は先物市場のアクティブマンス)
〇マーケット:ISM非製造業も低下
〇為替: 続・リスクオフと相対的な円買い
〇ゴールド/コモディティ:利確先行
〇WTI原油: 理想的な巻き返し
〇ビットコイン先物:8000ドル維持も軟調か
<マーケット・サマリー>
おはようございます(冬時間に備え徐々に執筆時間を遅くしています)。
米ISM非製造業が約3年ぶりの低水準(52.6)となった事を受け、3日連続でリスクオフの展開。ドルと米長期金利は続落(近い方の金利がより敏感に反応)、そして円・ゴールド等は急伸する展開となりましたが、さすがに3日ストレートで悪い札(経済指標)を引くと株式市場の方では利下げ期待が強まり反発する格好となっています。
FEDウォッチも10月の利下げ確率が急速に上昇しています。1日のISM製造業以降、低下を続けている米長期金利(10年)も10-2年のイールドカーブはスティープ化しており、10月の利下げを意識した推移となっています。本日4日の米雇用統計が最大の注目ですが、好悪の振れ幅が大きい様であれば短中期スパンにおけるポジションテイクの機会になる事も考えられます。
「ここまで振れたら“取る”」というレンジを明確にし、下準備と指標毎で指値を配置する事を一年通して続けると普通に安定的なリターンを何年も続けることが出来る事実は余り知られていません。因みに、筆者は、巨大な玉を振りまわす様なトレーディングは既にしていませんが(大きいポジションは保有するが、高頻度な売買はしない)、離れた場所に指値を置く行為は20年続けており、普通に、それなりのリターンを積み重ねてきました。
投資の基本スタイルが「割安か割高か」を礎石としているので、自身にとっては自然な行為ですが、今いる新人の運用者達には、中途半端な売買テクニック等よりも「割安割高」の基準と指標の考察を教える(自身の頭で考えさせる)方が、その人の将来の為に必要なのでは、と常日頃感じています。
重要な事は、教える事では無く、本人に考えさせる事だからです。
教えたシグナルは必ず機能しなくなる日が訪れますが、『「割安割高」の基準と指標の考察』は一生オリジナルのままで誰からも真似はされませんね。一生モノのスキルです。
トレーディング・カレッジ:吉中
【2019年9月29日 午前2時配信の吉中コメンタリ~フォーキャスト動画付き版】
現在価格と前日比(※価格は先物市場のアクティブマンス)
〇マーケット: やられる時は大概ワンショット
〇為替:機関投資家の動きは静観
〇ゴールド/コモディティ: 1480ドルでびびる
〇WTI原油: 恐ろしい相場
〇ビットコイン先物:投機筋は売り買い両サイド手仕舞い中心
<マーケット・サマリー>おはようございます。
火曜日から10月に入りますね。30日の月曜日は、基本的には手仕舞い中心の手控えモードで、チャンスがあれば新規でポジションを取る動きも見られるかもしれませんが、以前言及した様に、四半期末ではファンドや運用会社の手仕舞いでイレギュラーな動きになる傾向もあるため、その機会を利用して新規ポジションを保有する参加者も少なくありません。基本的には、個人や専業の方が機会は多いのかな、といったイメージです。
マーケットの方はフォーキャストで言及した通りですが、米中通商協議、トランプ大統領に対する弾劾調査、米投資家のポートフォリオ投資による中国への資金流入を制限する動き等々を背景に、マーケット全体を通して堂々巡りの状態となっています。為替市場においては、ドルの底堅さが目立ちます。直近のレポートでも、欧州政局の際の相対的なドル買いの動き、リスク回避の際、円買いからドル買いへの資金の流れの動き等々に言及してきましたが、シンプルに金利水準ベースで考えるとドルが最も買われやすいという考えで落ち着きます。
現在の市場環境を踏まえると、複眼レンズで物事を分析しようとしがちですが、わかっているのは投資マネーが行き場に困っている中、消去法であれ、最もリターンを残せる投資先が選択される、というのが本当のところでは無いでしょうか。その様に考えると、直近のドルやユーロの動きも受け止めやすい、と考えます。
さて、少し前の原油市場の話ですが、現在は何も無かった様に落ち着いた原油市場も、実際のところ席を無くしたトレーダーも少なく無く、色んな意味で多くのものを失った9/16-17の2日間でした。
筆者には、直接アドバイスを求めて来る個人、専業(個人・専業への直接的なアドバイス等は、今は行っておらず、今後の予定もありません)そして会社として指導しているプロフェッショナルがいますが、前者に関しては質問の98%はテクニカル的な事がメインです。「本当に大事な事は別の所にあり、それを理解できなければテクニックは何の役にも立たない」と伝え何度か軌道修正しようとも、結局はテクニックの質問に戻るタイプが殆どです。全てと言っても過言ではないでしょう。その様なタイプは、最終的には9/16の様にワンショットで全てを失ってしまうタイプと言えます。
筆者から技術的な事を学びたがる人が大半(98%くらい)ですが、魔法のフォーミュラなどある筈も無く、「なぜ私の考え方や振る舞いを見ようとしないのかな」「なぜ私の失敗を聞こうとしないのか」といった感じでしょうか。この事からも、実際のマーケットでは「勝組が僅か2-3%で、その他が負け組である」という事が証明されていると言えるかもしれません。
重要なのは投資基盤であり、テクニックは呆れる程どうでも良い事です。
トレーディング・カレッジ:吉中
講師について
吉中 晋吾 (よしなか しんご)
日系資金運用会社にてチーフディーラー兼ジェネラルマネージャーとしてデリバティブ運用業務、ディーラー育成に従事した後、2012年バーグインベスト株式会社設立。現在、同社代表。運用は国内外の裁定(アービトラージ)取引、スプレッド取引にフォーカスしたスタイル。これまで指導してきたディーラーも国内外で独立し活躍している。
※ 画像は御茶ノ水にて開催のコモディティフェスタ2018での登壇風景受講コース:吉中コメンタリ|市場を捉えるヒントが毎朝届く
取引の前線から届くトレーディングコメント
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当コース受講後に「実戦トレーディングカレッジ」を受講頂いた方に、コース購入代金の全額をキャッシュバックさせて頂きます。
なぜなら当講義は、トレーディングカレッジに付属するコースでもあるからです。
なお、当コースの一般公開は予告なく終了となる場合があります。
トレードの「真実」は、突き詰めれば極めてシンプルなところに落ち着きます。それは聞いてしまえば「そうだろうね」とすぐに納得ができるもの。だからこそ、その真実をシンプルにまとめたコメントを受け取れるコースは、このような価格設定で一般公開をしておきたくないのです。
もし当ページを見られる機会がありましたら、早めの受講をお勧めいたします。
14日以内に効果がなければ、全額返金します
当コースは、購読料を遥かに超える価値をお届けすることをお約束します。
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最後に...
もう一度繰り返させてください。私たちは、認知することが出来る問題は、解決ができるのです。
だからこそ、今の市場がもっとも敏感になっているポイントは何なのか?
「そこ」が分かれば、怖さのほとんどは解決するのです。
では、どうすれば今の市場を動かす鍵を知ることが出来るのでしょう?
長年にわたる修行を続けて見抜く力を身につけるのも良いでしょう。
実弾を使って市場と格闘しながら、何かを感じ取るのもアリだと思います。
でも、もし市場の前線で把握した「効く」ポイントを教えてくれる人がいるのなら、それを使ったとして何が悪いのでしょうか?
投資の判断は全て自分が責任を負うもの、それは分かっています。
それを十分すぎるほど理解している人は、他の優れたプレイヤーの意見に素直に耳を貸します。
優秀なプレイヤーほど、他の優れたプレイヤーが見ているポイントを取り入れ、「利用」することに長けています。
人の意見は、頼るものでは無く、使うものなのです。
ぜひ、当コースをご自身の糧として、どうぞ上手に「利用」して頂けましたら幸いです。
コースでお会いできることを、楽しみにしております。